辨 |
イヌサフラン科(チゴユリ科) Colchicaceae(秋水仙 qiūshuĭxiān 科)には、世界に15属、約275種がある。
イヌサフラン属 Colchicum(秋水仙屬)
チゴユリ属(ホウチャクソウ属) Disporum(萬壽竹屬)
キツネユリ属 Gloriosa(嘉蘭屬)
incl. Littonia
Iphigenia(山慈姑屬)
I. indica(麗江山慈姑) 雲南・チベット産
『全國中草藥匯編 上』p.118,402-403 『(修訂)中葯志 』I/437-440
中薬山慈姑についてはタイリントキソウを見よ
チョウチンユリ属 Sandersonia(燈籠百合屬)
ウウラリア属 Uvularia(顎花屬)
Wurmbea(獐牙花屬)
新しいAPGにおける被子植物の分類ついては、被子植物を見よ。 |
イヌサフラン属 Colchicum(秋水仙 qiūshuĭxiān 屬)には、ヨーロッパ・西-中央アジア・北アメリカに約45種がある。
イヌサフラン C. autumnale(秋水仙)
'Waterlily'
C. cilicicum
C. luteum
C. speciocum
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訓 |
学名の種名は、ギリシア神話の魔女メデア Medea の故郷コルキス Corchis(コーカサス山脈南方黒海沿岸にあった古代国家)にちなむ。 |
説 |
ヨーロッパ・北アフリカに分布。 |
アルカロイドのコルヒチンを含む。 |
誌 |
西方では、アレクサンドロス大王時代以来、通風の鎮静薬として用いられた。ただし副作用が強いので、今は用いない。 |
コルヒチンはまた、細胞分裂に際して染色体を倍化させるはたらきがあるので、植物の育種に用いる(例えば種無しスイカ)。 |